旅日記 7月15日

夏休み。
おとんとおかんと旅行へ行った。
行く先は二転三転し、津和野となった。

行きは九州新幹線さくらで。
指定席だったが検札に来なかったのが不思議。

新幹線を新山口駅で下車。
そこから山口線山口駅へ。

山口駅は県庁所在地の駅のわりにかわいい。

そして、向かおうとしている島根県蛙男商会に近しい土地。
寂れたたたずまいの駅に、こんなポスター3枚貼り。

1両編成のディーゼルカーはガシガシと中国山地の傾斜を登っていく。
空いた車内は空調が効いている。窓の外は緑がまぶしい。
実に気持ちいい。

山口駅から1時間ちょっとで津和野着。

昼ご飯を済ませて宿に荷物を置き、ぶらぶらする。

津和野といえばこの感じ。
それにしても鯉がでかい。でかすぎる。こわいくらい。


津和野カトリック教会。
白くて美しい教会だった。

津和野川。

青野山。

このあとかなり歩いて森鴎外旧宅へ。
しかし暑さにやられて朦朧。
和紙工芸のお店でかわいいものを見つけて少し息を吹き返す。

その後、安野光雅美術館へ。

贅沢な空間でいい絵をたくさん見た。
自分は絵の中に少しの理屈が混ざり込んでいるものが好きなので、
1つ1つの絵をじーっくりと見た。
プラネタリウムが併設されているのを知らなくて、
見ることができなかったのがとても残念。

道路をはさんだ向かいにある桑原史成写真美術館へ。
東北大震災の現地の写真が展示されていて、
ここで旅のふわふわしてた気持ちがちょっと現実に戻る。

葛飾北斎美術館へ。

こじんまりとした美術館。
門人の作品も展示されていたが、応為のものがなかったので残念。

で、この日はこれでギブアップ。
暑いと体力の減り方が尋常ではない。
太皷谷稲成神社や城跡へ登るリフトにも興味があったのだが、あきらめる。

葛飾北斎美術館のとなりの和菓子屋さんで水まんじゅうを買って宿へ。

安いプランで取った宿だったけど、
きれいだし、ご飯もおいしいし、満足。

しかも。
本の貸し出しとかあったりして、
その中に20年くらい前にわたしの中身をえぐり取ってかっさらっていった
一般にあまり流通してなさそうなマンガがあったりして、
もちろんそれを借りて読んだのだが、暑さで煮えた脳にそれはとてもとても浸透して、
いろいろと考えちゃったよ。